明日が仕事納めの医療従事者小鹿です♨️♨️♨️

で、突然レビュー依頼が舞い込んできたので紹介させて頂きます。(自然な導入)




NICEHCK M6
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いやはや時代は進みました。15000JPYを切る価格でまさかの4BA2DDですよ。一昔前のフラッグシップモデルですらドライバー数では敵いません。





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カラーはブラックとグリーンの2色が用意されていますが今回はフェイバリットカラーのグリーンを購入。


この鮮やかなグリーンはすれ違う人の視線を耳元へ奪い去るでしょう。
色味も然る事乍ら耳へのストレスを感じさせない装着感なのにある程度激しく動いても外れないシェルの形状もなかなか秀逸です。



ケーブルは遠目で見るとそこそこ高級感ありますね。




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今や当然の如くリケーブル可能。
当然の如く私の大嫌いなMMCXです。


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いつものセミハードケース、イヤピース、そして……



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フィルターが3種ついてきます。

そうです、K3003やSE846のようなノズル交換によるチューニングを楽しめるってヤツです。

実の所、私はこういったノズル交換やらスイッチやらのギミックが嫌いです。
少しネガティブな思考になりますが、、それらの機能が備わればその数だけ不良や故障を起こす箇所が増えるのです。
まぁ15000円なら買い直しが容易ですがそれでも壊れた時はショックですよね。笑





ここで一旦機能面の色々を簡単にまとめてみましょう


・リケーブル可能(ただしMMCX)
・ノズル交換によるチューニングが可能
・素晴らしい装着感
・この価格で6ドライバーの贅沢感





個人的にはアレですがなかなか魅力的な機能が備わっているイヤホンではないかなと思います。

次は最も重要な音質について迫ります。


試聴環境
R2R2000→M6(緑ノズル、標準装備イヤピ)unbalance





ジェンガ/眩暈SIREN
深層から
眩暈SIREN
2018-03-21



凝縮された低音と冷たく爽快な高域が勢い良く耳へと流れ込んできます。中域は高低域に比べると少し大人しく、ヴォーカルはやや膨らみ艶っぽさを色付けしています。

"ハイブリッドらしい"音で音場そこまで広いとは言えず音数が多いとヴォーカルがやや埋もれていまいます。

然し同価格帯のイヤホンと比し明らかに違うのは解像度、情報量です。
ここは得意な帯域に注力して鳴らすハイブリッド方式と単純なドライバーの数によるものが大きいと思います。









Etude Op.10,No.12/演奏︰スタニスラフ・ブーニン
別れの曲~ショパン:24のエチュード集
ブーニン(スタニスラフ)
2007-07-25


先程中域が膨らんだ音で艶っぽさを色付けしていると表現しましたがピアノをメインに聴くのであれば相性は最高かも知れません。

より一層艶やかな音色になり、空気の膨張感はコンサートホールで演奏したかのような残響感をイメージさせます。









のびろのびろだいすきな木/アン・サリー
こころうた
アン・サリー
2007-07-18


お気づきの通り音のバランスはドンシャリ、各域の繋がりはなめらかですが自然ではありません。例えるならば鉄柱の間に木板を入れ、溝をパテで埋めて均したような感じです。

音楽からイヤホンに合わせると考えるとこのようにヴォーカルに強くフォーカスされた曲を聴くとカッチリと、、ハマりますね(語彙力不足)







Score(今回思いつきで始めます。数日後見返して「ええやん」と思ったら過去の投稿にも付け足していきます。なお、項目は増減する可能性があります。) 

・高域 8/10
・中域 6/10
・低域 7/10 
・音場 2/10
・解像度 5/10
・装着感 10/10


Total Score 38/60





点数だけ見るとかなり厳しめかと思われるかも知れませんが15000〜30000円のミドルクラス価格帯のイヤホンの中では間違いなくトップレベルの実力を有しています。

まだ、リケーブルによる伸び代がありますので同価格帯の製品からは認知されていれば驚異的なライバルになるでしょう