こんばんは!8月が僕の師走のようです。小鹿です(:3_ヽ)_

今回は既に販売され既に界隈でも大きな評価を得ているRE2000が襲来して来たのでレビューさせて頂きます!


メーカー希望価格(日本)は180000+税のフラッグシップモデルとなる本機。採用されているドライバーはなんとダイナミック1発!

しかしこのダイナミックドライバーはそんじょそこらのドライバーじゃあございません。
RE800と同様、トポロジーダイヤフラムを採用したドライバーなのであります。

よく分からない単語が出てきましたね。
……トポロジーダイヤフラムとは、なんぞや?
ダイヤフラムの表面に特殊なメッキ処理を施した「トポロジーダイヤフラム」を採用しており、コーティングは特別な幾何学模様となっており、様々な音色に応じて幾何学模様の形状、配合物、厚さを調整することで、周波数応答の完璧なコントロールを目指した。
とのこと。

頭の上のクエスチョンマークが二つに増えただけですが要するにドラえもんも尻尾巻いて逃げるくらい凄い技術が使われてるようですね。


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(この画像はまた後ほどのお楽しみ…)



さて、今回のRE2000ですがRE800同様すんげーゴージャスなケースに入れられてる訳であります。
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しゅごい……


中身の方なんですけど、やっぱりやっぱり自分で買ってから開けるのを楽しみにしてる方もいらっしゃると思いますので画像はここまでにしておきます。笑 手抜きじゃないよ!



本体です!ズッシリと重みのある金メッキが施された真鍮製ハウジングが特徴的ですね…
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あと、このブログをご覧になられている方は既にご存知かと思いますが2pinコネクタを採用しているのでリケーブルが可能です!
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何気にHIFIMANのイヤホンでは初リケーブル可能な機種ではないでしょうか?


さて、レビューと行きましょう。
実のところRE2000の試作機を5月に既に聴いていました↓
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この時点でのサウンドは製品版とは全くの別物でクリアではあったもののやや高域の主張が強く、「めちゃくちゃいいけど曲を選ぶイヤホンかな〜」と言った感想でした。
因みに埋め込み式の樹脂部分の関係でリケーブルも出来ませんでした(!)


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(HIFIMANのCEO、Fangさんのサインも頂きました。ただの自慢です。)

この時のイメージが残ってたせい(お陰?)で今回は度肝を抜かされる音楽体験をすることになります。


いい加減試聴レビューをします。
勿論、この極上イヤホンを鳴らすのは同じHIFIMANより開発されたフラッグシップモデル、
HM901S (elfidility balanced card)
でございます!
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相性が良くない訳が無い。

①恋と病熱/米津玄師


②K/笑しべ長者

③明滅する/眩暈SIREN


④千年幻想郷 〜 History of the Moon/上海アリス幻樂団

⑤Axion/削除


⑥I Bet You'll Forget That Even If You Noticed That/Foreground eclipse

⑦八百万の秋の神/東京アクティブNEETs

 ロックを初めてジャズやDTM、POPまで色んな曲を聴きました。
 んで、どんなジャンルと相性が良いのか悪いのかを書こうとした訳ですね。
 ところがどすこい、どんなジャンルであろうが素晴らしく鳴らすこと鳴らすこと…

 バランスは限りなくフラット、であり限りなく見晴らしが良い自然なサウンド。見晴らしが良いと言う単語ははクリアであり、かつ音場が広い事から用いさせて頂きました。

 私のイメージですが「クリアな音のイヤホン」と評価されるイヤホンは低音が中高域にマスクせずややキンキンと無機質な高域のイヤホンが多いと思います。
 確かにそのような刺激的なサウンドも好みですがRE2000の見せ方は耳あたりの良いナチュラルなサウンドです。

 食べ物で例えると前者はBBQソースをどっぷり付けて食べるウマい肉。
 RE2000は塩をほんの少しつけて食べる超高級の旨い肉。ってかんじです。
逆に分かりにくくなったかも知れませんが暖かく見守って下さいね。



また、先述の通り開放型のヘッドホンで音楽を聴くような広大な音場もRE2000の魅力です。と、言いますかサウンド自体も平面駆動のヘッドホンで聴くような音作りになっております。






…さてさて、冒頭から気になってる方もいるかと思います。「おめェのRE2000、なんか見覚えあるケーブル刺さってンだけど。」
そうですね?(疑問)そうです。(肯定)

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supernova HIFIMANbalanced

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恐ろしいモノが出来てしまいました。
私のようなオタクが踏み入れて良い境地なのでしょうか…?でも聴きたい、だってHIFIMANFANMANだもの。

勿論。プレイヤーは
HM901S(elfidility balanced card)

 その気になるサウンドは純正ケーブルの時に感じられたクリアさ、情報量はさらに次のステージに。
 力強さを手に入れ余韻や音場はやや短く、又は狭まるものの、これより上は無いと言い切れてしまうほどのサウンドとなりました。

それと嬉しい相乗効果で装着感も向上します。至れり尽くせり。


と、褒め連発のRE2000ですが2つだけ、注意点がございます。

・一つは人によっては装着感に難があるだろうと思われる点
 私は問題無かったのですが筐体が大きく、また重量もあるのでイヤーピースが合わないとポロポロと転がり落ちてしまう事態が懸念されます。

・二つ目は遮音性が低いということ
本日、電車で使用してみて分かったのですが外部の音が結構聞こえます。また、歩いての使用ではやや低域の減衰が強くなると感じられました。




ほんとはあと価格が高いと書こうとしたのですがこの界隈の方々からすれば問題ないなぁ〜と思ったので注意点に加えませんでした。だって聴いてみてくださいよ、「高いな」なんて考え、ふっとんじゃうんだから。