ドーモ。皆=サン。こばや~んです。

今回は前回のようなファーストインプレッションではなく、レビュー(要するに本番)となります!
前回では書けなかったことも書いていきたいと思います!

改めてこのDAPについて説明しましょう。
Shanling M5はM3、M2に続くShanlingのDAP、それもフラッグシップモデルとなります。
400ドル未満の価格でありながら、PCM192kHz/32bit、DSD128までのネイティブ再生を可能にした、まさにハイスペックDAPといえるでしょう。
DACは旭化成AK4490を採用し、アンプ部はLR独立のデュアル構成と、なかなか力の入ったDAPといえます。また2枚のクリスタルオシレータを搭載していたり、クロックジッターも30ps(Typ)で、ジッターも200フェムト秒だったりで、スペックだけを見ればAK300とほぼ同じじゃあないですか...これは比較が楽しみです。

さあ、レビューをしましょうか!
 
まずは、本体の外観から...
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前面は非常にシンプルです!
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後ろ側はカーボン調となっております。本物のカーボンファイバーに触れたことはないのでよく分かりませんが、触り心地がやけにサラサラなので、多分偽物でしょうね。なんか残念です...
microSDスロットが1つと、電源ボタンが見えますね。
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上から見た写真です、ヘッドホン端子とLINEOUT/COAX端子がすぐ隣にありますね。
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ホーム画面です。ここはFiiOやCayinのDAPと似ていますね。黒いレコードの部分には再生中のアルバムアートが表示されます。カッコいいね!
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設定画面です。色々変更できます。
節電待機モードなるものがあるようで、これは画面を消灯して何も操作せずに一定時間が経つと再生はそのままですが、消灯しながらのボタンやダイヤル操作ができなくなるようです。電源ボタンを押して画面を点けると操作が再びできるようになります。
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再生中の画面です。選曲に悪意はありません
ダイヤルの真ん中のボタンを長押しするとプレイリストへの追加や再生設定ができます。

...外観はこんなところでしょうか。

ああ、まだありました!画質です!
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M5の画面解像度は480×800ピクセルと細かく、しかも3インチなので密度が高いです!また液晶はSHARP製(まさかIGZO?)とのことなので、発色も自然で非常に綺麗です!
写真を拡大してみてください。描画が細かいのが分かると思います。
...これはイイ!アートワークをキレイに見たいという人におススメです!

操作性ですが、かなり良いです!
シンプルなボタン配置が良いのかもしれません。サクサクです。
しかしもうちょっと動作が速いといいですね。
ボタンを押したときの音が安っぽいのは、なんだかなぁ...
多くの人が気にするポイントであろうアートワークでの選曲ですが、はっきり言って、出来ません!残念!
イコライザも色々そろっています。もちろんカスタム設定もありますが、イコライザを設定するとAKシリーズ同様音量が下がります。
またハイレゾ音源の再生中はイコライザがオフになるようです。逆にLINEOUTで接続しているときはイコライザを適用することが出来ます。

面白い点もあります!
イヤホンを挿してアンプ部分が作動するとき、本体から「カチッ!カチッ!」という音が聞こえます。電源が切れる時も然りで、同様にカチッと音が鳴ります。不思議です。
また画面点灯中に背面に耳を当ててみると、これまた本体から「ピーーー」という音が僅かですが聞こえます。どうなってるんや...

高音質DAPによくある本体の発熱ですが、ちょっぴりあります。
しかし持てないほど熱くなるということはありません、安心してください。
充電中に音楽を聴くと熱くなりますね。とはいえ持てないというレベルの熱さにはなりません。

さて、次は肝心の音質レビューです!
私、糞耳な上にこういう音の感想を説明するのは苦手なのですが、間違いを恐れず評価するので、あくまでちょっと参考にするつもりで見ていただけれは幸いです。
ちなみにこちらが現時点での評価となりますので、ファーストインプレッションでの評価は無かったことにしてください笑

【低域】
決して量感があるというわけではありません!そのかわり、とても質のいい低音を鳴らします。キレも良いです。
全くぼやけないので下手に低音が多いDAPよりは良いですね。
【中域】
程よく艶があり、透き通っています。
しかし低域、高域に比べあまり主張しません。若干引っ込みがち?
【高域】
これはすごい。ハイハットなどがどこから聴こえるのかがよく分かります。
まさに「読める!読めるぞ聴こえる!聴こえるぞ!!」って感じです。非常に見通しが良いです。
【音場】
狭くもなく、広くもなくってところですかね。私的には若干広めに感じます(オイどっちだ)。
【解像度】
とても良いです。これには驚きました。細かい音が1つ1つ手に取るように分かります!
私の勝手な偏見で、中華DAPはパワーが高くて細かさ云々よりも勢いってイメージがあったのですが、M5は繊細です。
もちろんM5にはFiiO X5に負けずとも劣らない出力はあります。しかし、それでいてM5はとても綺麗な音を出すんです。
【総評】
全体的に綺麗に鳴らすDAPですね。消えゆく余韻の表現も素晴らしいです。
はっきり言いましょう。この音で約4万円はコスパが高すぎる!
あまりにも決まり文句すぎて皆さん聞き飽きたかとは思いますが、これはガチです。
AK JrやAK100IIよりも音が良いと感じます。
FiiO X5 2ndやAR-M20、DP-X1とも比較してみましたが、こちらの方が好みで良い音と感じました(あくまで個人的な意見)。
弱点はあります。それは、ホワイトノイズが多いということです。
屋外では最早分かりませんが、室内だと僅かに聞こえます。
ハイゲインにすると、もうひどい。さすがのER-4Sも抑えられないでしょうね。素直にローゲインで音量を上げるのが吉だと思います。
音がとても良いだけに、非常にもったいないなぁと思います。

...いかがだったでしょうか。私が書けるだけの情報は出し切ったと思います。
まだまだ新しい発見はあると思いますが、その時はTwitterやこのブログで発信できればなと...
Twitterでは検索しやすいよう意識してツイートしているはずなので、「@YKaudio M5」と検索すればたくさんヒットするかとは思います。

また私、ポタフェス東京の二日目に参加します!
いろんな場所をうろちょろしていると思うので、Twitterの情報を頼りに私を見つけて、試聴したいんだけどと言ってくだされば喜んでお渡しします!
その時は自前のmicroSDカード(8GB推奨)があると尚良いです!私のSDには同じ曲でCD音源とハイレゾ、DSD音源を聞き比べられるサンプル曲も入れていますので、そちらも遠慮なくどうぞ!
M5、M2の将来の代理店となる伊藤屋国際さんも出展の際M5を展示するかもなので、そこで試聴するのもいいでしょう!
いや~マジで楽しみですよ。M5がAK70や300に勝てるかどうかw
他のDAPとも比べてみたいです笑
連絡は私のTwitterまでどうぞ!

ありがとうございました!