どうもお久しぶりです
ポータブルオーディオバカ改めポタオデN5(ンゴ)通称ポディ(Twitter→@LETS_portable)です。

名前も通称も一般公募で決めました。ハイ。

雑談はさておき、2週間ほど前に購入しましたPioneerのDAC内蔵ポータブルヘッドホンアンプ、XPA-700をレビューしていきたいと思います。

まずはXPA-700について、簡単な紹介を。
XPA-700はPioneerが初めて発売したDAC内蔵のポータブルヘッドホンアンプ(以下、PHPAと書きます)です。
企画者の必死の説得や議論の末に開発された製品で、デザインやレイアウト、スペックは企画者である林さんが、サウンドデザインは野村ケンジさんや佐藤純之介さんが携わっております。
高級ハイレゾDAPが台頭してきてる中の最後発PHPAなのでスペックは今まで出てきたどのPHPAにも劣ることがなく、
・PCM384KHz/32bit対応
・DSD5.6MHz対応
・DAC:ES9018K2M
・IRIS4ピンタイプバランス駆動
・192KHzまでアップサンプリング可能
・可変デジタルフィルター
・4段階ロックレンジアジャスト(詳細は後ほど)
・DDC機能 
・使い方に合わせたバンパー交換
と、機能てんこ盛りなPHPAです。

購入に至った経緯ですが、
・イヤホンだけでなく、ヘッドホンでもハイレゾを聴きたい
・バランス出力に興味ある
・筆者が音響系の就職希望なので、デジタルフィルターやロックレンジアジャスト等、研究材料をみつけるきっかけになりそうだった。
・対応サンプリングレートやミルスペックなど、将来性に富んだ設計
の4つが決め手となりました。

それでは箱から見ていきましょう!
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この箱はお目にかける方もかなりいらっしゃるのではないでしょうか?基本は黒と白を巧みに使ったデザインですが、その中の赤文字が映えます。
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HE-400のプラグが入らなかったので早速バンパーを交換しました。あと、なんとなくリアバンパーも。
基本は梨地のアルマイト処理ですが、リアバンパーに限ってはシボ加工が施されており、そのグラデーションの違いも楽しめます。
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シボ加工、わかりますかね?ゲイン調整もあります。ローだとHE-400のような低感度のものはキツイかもしれません。充電の切り替えもできるので充電時のノイズもカットできます。
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前面。左からiPod専用デジタル入力、ラインイン/オプティカルイン兼用、シングルエンド/オプティカルアウト兼用、ボリューム。ボリュームはギャングエラーこそありませんが、途中まで効きが弱いです。若干感触が重くなる部分あたりから音量上昇が顕著になります。ちょっとかわった仕様。

まぁ側面あたりはけっこう画像もチラホラ見かけるので、それを参考にしていただければ幸いです。
かなり重く、スペック的にもポータブルというより、「持ち運べる据え置き」。自分はUSB-DACの使用を前提に購入したので気にしてませんが、ここは要確認。

肝心の音質ですが、「エッジが立つ」とまでは言いませんが、メリハリのある音を鳴らします。企画者本人が「アニソンやJ-Popを聴く方に!」と仰ってたことが分かりました。かと言って低域や高域に特徴はなく、いたってフラットな方だと思います。若干低域寄りと感じる方がいるかもと思う程度。

あ、ちなみに僕のリファレンスヘッドホンはHE-400のシングルエンドで、出力はFoobar2000のWASAPI排他モード。自分の環境の中ではデジタル面でもアナログ面でもこれが一番忠実なので。

某サイトでかなり好き嫌いの分かれた評価が集まってますが、このメリハリの出方が好みの分かれ道だと思います。「薄っぺらい」といった評価も見かけましたが、もともとPioneerが大きなマーケティングの転換(Superior Club Soundなど)をしない限り、過度な味付けをしないメーカーですので非常にメーカーの信念通りの音だと思います。自分にはこの方がヘッドホンを選ばないので使いやすいですね。
そして、ここからがXPA-700の真骨頂、向かって左側面のIMG_1229[1]
3つの音質調整機能です!!とくにロックレンジアジャストの効果は絶大で、ロックレンジを狭めていくことで音粒子の大きさが細かくなり、密度も高密度になります。機能そのものはジッターノイズをカットする機能ですので、ジッターノイズがどれだけ影響を与えているかを感じ取ることができます。ちなみにこれ、サンプリングレートによってはロックが不完全になり、音の途切れが発生しますが、PCM方式において

一番右・・・48KHzまで
右から2番目・・・96KHzまで
左から2番目・・・192KHzまで
一番左・・・192KHz以上

を目安に安定して動作しますのでユーザーの方はご参考になれば幸いです。
次のアップサンプリングですが、これは基本スルー出力してます。ダイナミックレンジに大きな変化がなかった為。
デジタルフィルターは基本SHARPにしておき、ジャズやクラシックなど音にメリハリではなく伸びが欲しいときはSLOW、ボーカルを近くしたいときはSHORTにします。若干変化しますが、自分の聴覚ではロックレンジアジャストほどではありませんでした。

ここはいろいろスイッチを切り替えることで組み合わせなど、その良さがわかってくると思います。

では、まとめ。
・ポータブルというより、持ち運べる「据え置き」の要素が強い。
・若干のエッジやメリハリを感じるが、信号に忠実な出力をする。
・音質調整機能で使い倒せる。
・ロックレンジアジャストの効果は絶大。

現在、HE-400をバランス化する計画がありますので、できしだい追加レビューしたいと思います。
では、ポディのXPA-700レビューでした。