こんちゃ、あけおめです! 
この1ヶ月くらい忘年会やらなんやらでやたらとお酒呑む機会が多いマーサです

今回は気になってる人は気になっているであろうあのイヤホンのご紹介です
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ONKYO E700M 
これは正直久しぶりにヤバい!って思わされたイヤホンです
どうヤバいってとにかくピュアすぎる
これぞ音楽再生ツールとしての理想的な音
 

ONKYOといえばHI-FIオーディオに強いメーカーでイヤホン・ヘッドホンといったポータブルオーディオよりかはスピーカーやコンポといった据え置きオーディオのほうが歴史が長い
そのスピーカーやコンポのHI-FIオーディオで培った技術をポータブルオーディオに活かした製品が最近のONKYOには多いですね
ONKYOのイヤホン・ヘッドホンに共通して言えるのが尖った個性のあるものがなくピュアなサウンドであること
HI-FIの音をより身近に、そしてHI-FIの音とは楽しいってことをわかりやすく味わえる
ONKYOのポータブルオーディオにはこういった思いが込められているらしい

さて話を戻して今回の記事の主役E700M
その音はまさしくONKYOのHI-FIオーディオのイメージに見合ったもので奇をてらった音作りとは無縁の、そしてモニター的にとにかく高解像度で音の1つ1つをこと細かに聴かせるものでもない
音楽をあるがままの姿で聴かせてくれる
耳に流れてくる音が純粋に心地よく楽しい

E700Mの音の性格は無に等しい
イヤホンとしての個性を感じさせない、あくまで主役は曲でE700Mは上流から流れてきた曲を一番気持ちよく楽しく聴ける音として耳に届けさせてくれる
音に一切の味付けをすることなくありのままの音を大事にしている
普通のリスニングイヤホンはイヤホンごとに個性があって曲がそのイヤホンの味に染まって聴こえてくるんだけどE700Mで聴くと音にそういった個性・味というものを全く感じない

音がとても生々しく自然でリアル、わざとらしい空気感や人工的に伸ばした高域がなく
その曲の持ってる音楽的エネルギー感がそのまま現れる
低音が強いイヤホンで低音がそんなに主張しない曲を再生するとおかしなバランスになってしまうけど
E700Mは曲によって低音の鳴り方が最適化されその曲に一番ふさわしい低音がなってくれる
低音が主張しない曲でもちゃんと存在感がありつつも曲の支えとしてそっと鳴る
低音が主役となる場面ではしっかり力強く鳴ってくれる
これは中高域にも同じことが言えてメインとなる音がきちんとわかる、全ての音が曲を一番気持ちよく楽しく鳴らすために各々の役割をしっかりこなしてくれる

だからどんなジャンルを鳴らしても全く問題ない
ジャンルの得意苦手がない
特定のジャンルに特化したイヤホンに比べたら超絶似合うという点では劣るかもしれないがその音は曲の本来持ってる純粋さを引き出せずに終わってしまうような気がする
どんな曲を鳴らしても音楽は空気感が一番大事だと思わせてくれるよう
クラシックだと澄み渡るような高域、沈み込む深みのある低音がちゃんと両立してる
ただ高域も低音も無理をしない、あくまで自然で生々しくリアル 
過剰に伸ばしたり重くしたりしないあるがままの音でいてくれる
ロックは勢いよくシャキシャキとエネルギッシュなギター・生々しいボーカルが主役として曲をひっぱていく
ベースが支配的になることなく高域のシンバルが霞むことなく痛々しくなることもない
すべての楽器がバランスよく鳴ることで曲を気持ちよく楽しく聴ける
ポップもののボーカルが主役の曲でのボーカルは突出することなく等身大のまま、歌い手の声量も等身大でありのままの感情・熱さが伝わってくる
無理のない伸びやかさで刺さるなんてことはない、天井・壁知らずで気持ちよく吹き抜けていくよう
テクノ・EDM これがとてもおもしろくて他のジャンルに比べて低音の打ち込み・ビートが大事になってくるんやけどうまく制御されてる
膨張することなく弾むようなノリのある打ち込みの音、とても立体的でおもしろい
他のジャンルの低音でもそうだけど身体を打つような感触が気持ちいい
あとテクノ・EDMって低音が重なるような場面あるけどそんなところでも1つ1つの音がきちんと聴き分けられうまくまとまる
さらにキラキラな中高域が音場いっぱいに広がっている
EDM特有のコーラスはイヤホンで聴いてるとは思えないほどのスケール感で驚かされる

とにかく何を聴いても必ず満足のいく音を鳴らしてくれる
解像度も充分すぎるほどにしっかり高い、ただあくまでリスニングとして楽しく聴かせてくれる音
もしE700Mで物足りなさを感じるのならそれは特定のジャンルに合ったイヤホンに耳が慣れすぎてると思う
しばらく聴いていればこれが一番気持ちよく楽しく聴ける音だと納得するはず

E700Mこの音を実現するためにセミオープン(半開放型)という構造となっていて音漏れはしてしまう
それでもこんな素敵な音を奏でてくれるなら許せてしまう
聴き込んでいると音漏れなんてどうでもよくなってしまうw
電車等では音量を絞れば使えないことはないが外の音が入ってきてしまう
音量小さめでも心地よく聴けるがやはり音漏れを気にせずに満足のいく音量で鳴らした時のほうが気持ちよく楽しく聴ける

音もそうだけど装着感も含めイヤホンの存在感を感じさせない
アルミハウジングを使いながらもとても軽量で耳につけていて負担に感じることがない
いつまでもずっと音楽に浸っていられる

いつもは個性ある音のイヤホンをおもしろく楽しんでいるけどE700Mの場合はピュアすぎてヤバいって感じた
曲をあるがままの音で聴くことがこんなにもステキで感動するものかと
こういった音をもたらしてくれるイヤホンこそ音楽を楽しむツールとしての理想形だと思う

イヤホン・ヘッドホンなどのオーディオ機器が好きである前に音楽が大好きであることが一番大事でいたいですね
ではでは、よいお年を