こんばんは、新一です。

私の初めてのレビューを飾るのは、私が最近溺愛しているuniquemelodyさんのMacbethです。このMacbeth、ご存じの方も多いと思われますが、Mavisちゃんと同時リリースでした。もちろん、私は上位機種のそちらも試聴させて頂いたのですが…断然Macbeth派でした。

これから、その理由を、素人なりに言葉にして、述べていきたいと思います(私自身、界隈を風靡したMavericksさんが苦手だったので、試聴するまでは敬遠していました)。

私の試聴に至った動機は割愛致します。肝心の試聴はヨドバシカメラ博多マルチメディアでしました。なんと試聴機が早速入っていたんですね(笑)

私はその日、全く、買う気はありませんでしたが買ってしまいました。Macbethの持ち味に惹かれました。



後日、じっくり聴いた感想…というか評価です。
Macbethでまず、アニメ『PSYCO-PASS2』の主題歌である「Enigmatic feeling」を聴きました。この曲はイントロから、混じり合っている…という印象で、私の愛機であるRoxanne(後日、記事にします!)などでは聴きづらいのですが、このMacbethはそれとは正反対で、聴きやすい。聴き疲れしないといっても良いです。私の印象では、"柔らかい音"であり、"ドライな音"です。この二つの概念は二律背反しえたのです。

また、音は高いところからなるのではないし、低いところでもなく、まさに、リスナーがホッと嘆息できる位置です。
そこが、聴き疲れしないというのと深く関わるのでしょう。全体として、フラットな音なのです。

どの帯域も他を邪魔し、排除しようとしない譲歩する鳴り方が窺えます。ボーカルについても、同様です。

私は普段、Roxanneという片耳12機という、言ってしまえば、オデオ界の唐変木的なイヤホンを愛用しているのですが
そのボーカルは、濃いすぎるがゆえに、埋もれることがしばしばあります。

それと比肩して、Macbethは"The スッキリ"…です、敢えて言うならば。

なぜ、そのような言い回しをするかと申しますと、ボーカル面では、これよりよいイヤホンは幾つかあるからです(あえて、挙示は致しませんが)。

しかし、Macbethのボーカルはダイナミックさながらというべきであり、かつ、それが全体の中で有益になっているのです。全体中でボーカルの比率は決して多分なわけではありませんし、過少というわけでもありません。

そのボーカルを引き立てるのは、でしゃばり過ぎない高域です。このイヤホン、皆様もご存じの通り、ハイブリッド型で、ダイナミック型とバランスド・アーマチュア型を採用しています。とはいえ、構成自体は非公開(開発者によれば、エントリークラスであるからといって、予断を持って聴いて欲しくないからだそうです)です。ですが、Macbethはとてもではありませんが、ハイブリッドイヤホンとは思えないくらいにナチュラルに鳴らしてくれます。他社のハイブリッドイヤホンは、高域が青天井であると賞賛されたり、刺さると言われたり、様々ですが、コイツはどちらでもありません。

言葉で表すならば、風光明媚というのがしっくりくると思います。晴天であるのに風が強すぎるということもなく、そよ風のような心地よさです。

良い表現かは分かりませんが、遠くの景色を目を凝らして見渡すこともなければ、足元ばかりを凝視するというのでもありません。

音場も、私の感覚的には広く、160-180度で聴こえました、音像も良く感じられました。Pureシリーズを好んで聴くのですが、まさにそういうもので聴かれると首肯できますね。
録音環境の良い音源であればあるほど、それが明瞭に、ばっちり感じられます。

リファレンスとしては多少、味付けがあるかもしれませんが、原曲に即していますし、リファレンス、リスニングどちらにも最適だと思います!

ちなみに、私はMacbeth通常版派でした。

以上、初めてのレビューでした。ご閲読ありがとうございました〜!
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